
WordPressで運営しているサイト上に、動画を使いたいと思ったことはありませんか?
サイトで動画を使うことで、より相手にわかりやすく伝えることができます。そこで今回は、動画をサイトに埋め込む方法から、動画をアップロードできない時の対処法、動画を埋め込む際のおすすめプラグイン、動画に適したテーマなどをお伝えします。
ちなみにWordPressについてしっかりと学んでいきたいという方は、筆者も受講したワードプレスを学べるプログラミングスクールを活用するのがおすすめです。
筆者が受講したのは、上場企業が運営する完全オンラインのプログラミングスクールTechAcademyです。早ければ1ヶ月程度でオリジナルテーマも作れるようになりますので、これからwordpressを学んでいきたい方にはおすすめです。
CONTENTS
WordPressに動画をアップロードする方法と注意点
まず、Wordpressでの動画のアップロードは、手順を覚えてしまえば、簡単にアップロードすることができます。
基本的には画像のアップロード方法と同じで、「メディアを追加」→「ファイルをアップロード」で動画をアップロードできます。ただし、場合によっては法律に関わる問題が生じることがありますので、先に注意点をお伝えします。
WordPressでアップロードできる動画形式
そもそもWordPressでアップロードできる動画形式は、以下のようになります。
- Microsoftの動画形式(asfやasx、wmv、wmvなど)
- Appleの動画形式(mov、qt)
- Windowsの標準動画形式(avi)
- MPEG4形式(mp4、m4v)
- Flash動画(flash)など
続いて、動画の著作権の問題です。
著作権に関わる問題には注意
動画や画像には「著作権」が存在します。特に、他人の動画をシェアやアップロードする際には注意が必要です。
例えば、YouTubeの利用規約では、埋め込みコードを取得してブログへの掲載や、SNSでシェアすることは問題ないという記載があります。
ですので、埋め込みコードを取得して自分のサイトで動画を掲載しても、動画データはYouTubeから送信されているため、著作権侵害にはなりません。
ただし、以下の2つに該当する行為は著作権侵害になります。
著作権侵害になる2つのパターン
- 動画をダウンロードして掲載する場合
- 違法アップロードされている動画をシェアした場合
違法アップロードされている動画の場合は、埋め込みコードを取得して掲載した場合でも、著作権侵害になります。著作権を侵害すればあなたの信用が失われることはもちろんですが、処罰されることもありますので、そのようなことにならないように注意しましょう。
WordPressに動画をアップロードできない場合
また、動画や画像をアップロードする時には、ファイルサイズの上限が設定されていることがあります。
そのため、場合によっては、ファイルサイズが上限を超えてアップロードできないことがあります。その場合は、以下の方法で最大アップロードファイルを変更しましょう。
アップロードするファイルの最大サイズを変更する
ファイルサイズの上限は、WordPressを利用しているPHPの設定に依存しています。そのため、PHPの設定ファイルの「php.ini」ファイルの設定を変更する必要があります。
ファイルの最大サイズを変更する手順は以下のようになります。
- 「phpinfo.php」を作成して、現在の設定を確認する
- レンタルサーバーにログインして設定を変更する
- 設定を保存してWordPressで確認する
①「phpinfo.php」を作成して、現在の設定を確認する
最大アップロードサイズを変更する前に現在の設定を確認してみましょう。
「phpinfo.php」ファイルを作成し、WordPressをインストールしているサーバー上にアップロードしてください。
「phpinfo.php」ファイルには以下のコードを記述してください。
1 2 3 |
<?php phpinfo(); ?> |
その後、ブラウザからアップロードしたファイルにアクセスすると、PHPに関する設定を確認できます。
アクセスするURLは「http://あなたのサイト名/phpinfo.php」です。例えば、「https://webcode.jp/phpinfo.php」のようになります。
表示されたページの中の以下の項目を確認してみましょう。
1 2 3 |
post_max_size 8M(1回のアップロードファイルをすべて合計したサイズ) upload_max_filesize 2M(1つのファイルの最大アップロードサイズ) memory_limit 128M(メモリ使用量の上限) |
これで最大アップロードサイズの確認ができました。
②レンタルサーバーにログインして設定を変更する
「PHP設定の編集」という項目から「php.iniファイルパス」を編集して最大アップロードサイズを変更しましょう。そして最後に、忘れずに「保存する」をクリックしてください。
※なお、こちらは契約しているレンタルサーバーによって若干異なります。ちなみに当サイトでは、エックスサーバーのX10プランを利用してサイトを運営しています。一番コスパがよく、PVが増えても耐久性が良く、利便性も高いのがエックスサーバー
だからです。
③設定を保存してWordPressで確認する
そして、WordPress上のメディアアップロード画面で、正しく変更できているか確認してみましょう。手順は以上になります。
運営サイトに動画をアップロードして埋め込む方法
mp4やmovなどの動画を埋め込む方法
「mp4」や「mov」などの自分で撮影した動画を埋め込む方法を紹介します。
手順は以下のようになります。
- 動画を埋め込みたい場所にカーソルを合わせる
- 動画をアップロードする
- 動画を埋め込む設定をする
①動画を埋め込みたい場所にカーソルを合わせる
まずは、動画を埋め込みたい場所を決めましょう。埋め込みたい場所にカーソルを合わせてください。
②動画をアップロードする
投稿画面に表示されている「メディアを追加」から動画をアップロードしてください。
画像に比べてファイルサイズが大きいので、少し時間がかかることがあります。
③動画を埋め込む設定をする
「メディアを挿入」画面の右側に表示されている「添付ファイルの表示設定」から動画を埋め込むための設定をします。
今回はサイト上に動画を埋め込むので、「メディアプレイヤーを埋め込む」を選択してください。最後に、「投稿に挿入」をクリックすると、指定した場所に動画が埋め込まれます。
運営サイトにYouTubeの動画を埋め込む方法
WordPressの運営サイトにYouTubeの動画を埋め込む場合は、とても簡単です。
動画のURLを、リンク形式にはせず、テキストのまま貼り付けましょう。これで、埋め込むことができます。もしくは、「埋め込む」ボタンから、タグを埋め込む形式でもOKです。
なお、詳細を設定したい場合は「共有」→「埋め込む」をクリックすると、詳細設定が表示されます。設定が終わったら、表示されているコードを、テキストタブの表示したい場所にコピペしましす。これで、設定した大きさで動画を埋め込むことも可能です。
動画を埋め込むのにおすすめのWordPress有料テーマ
続いて、動画を埋め込めるテーマの中でおすすめのテーマをご紹介します。動画を埋め込むことで、さらにデザインの良いサイトにすることができます。
① THE THOR(ザ・トール)![WordPressに動画をアップロードしたい!できない時の対処法やおすすめプラグイン 0 - WordPressに動画をアップロードしたい!できない時の対処法やおすすめプラグイン]()
THE THOR(ザ・トール)は、主にブロガーやアフィリエイターなど、広告収入を得たい方に最適なWordPressテーマです。
このテーマでは簡単に動画を埋め込むことができることに加えて、もともとおしゃれなかっこいいデザインのサイトですので、デザインと収益のバランスをとりたい方には一押しのテーマです。
② STORK
続いて、「STORK」は「OPENCAGE(オープンケージ)」が提供する有料テーマの一つです。こちらは動画のはめ込みはもちろん、最初からおしゃれなデザインを利用することが可能です。筆者も別サイトで利用しています。
CSSでのコーディングやカスタマイズが苦手な方や、Wordpress初心者でデザインに拘ることができない方などには、「OPENCAGE(オープンケージ)」が提供する有料テーマはおすすめです。
公式サイト:https://open-cage.com/stork/
>>Wordpressテーマは有料テーマと無料テーマのどっちが良い?
埋め込んだ動画のサムネイルを取得する方法と「Video Thumbnails」の使い方
なお、動画を埋め込んだだけでは、埋め込んだ動画を見てもらえるかどうかはわかりません。
動画のサムネイルがあるだけでも、見てもらえる可能性は上がります。埋め込んだ動画のサムネイルを取得する際には、プラグインを使うと便利です。動画のサムネイルを取得するためのプラグインはいくつか存在しますが、代表的なのは「Video Thumbnails」です。
まずは「Video Thumbnails」をインストールして、有効化しましょう。このプラグインは特に設定は必要ないので、有効化さえすればすぐに使えるようになります。次に、動画のURLを投稿画面にコピペしてください。
投稿画面の右側にある「Video Thumbnail」のメニューに「A video thumbnail will be found for this post when it is published.」と表示されると思います。このように表示される場合は、一度公開しなければアイキャッチ画像は作成されません。まずは一度編集している投稿を公開しましょう。
すると、サムネイル画像が表示されます。サムネイル画像の下には「アイキャッチ画像の設定」という項目があると思います。アイキャッチ画像にもサムネイル画像と同じ画像が表示されます。変更したい場合は変更してください。
運営サイトに動画を埋め込めない時は?
動画をアップロードしても、正しく埋め込めないことがあります。そんな時には以下のポイントについて確認してみましょう。
投稿画面に貼り付けたURLをリンクとして貼り付けていないか
Youtubeなどの動画サイトの動画を埋め込む場合は、URLを貼り付ける必要があります。
貼り付けたURLは「公開」をクリックした際に自動的に埋め込まれるようになっています。ただし、URLをリンクとして貼り付けてしまった場合は埋め込まれませんので、注意しましょう。なお、リンクとして貼った場合は青文字で表示されます。
タグの中に貼り付けていないか
また、URLをそのまま貼り付けていても正しく埋め込まれないことがあります。
そんな時は、「テキスト」タブをクリックしてHTMLのコードを確認してみましょう。「<p>~~</p>」や「<div>~~</div>」などのタグで囲まれていると正しく埋め込まれないため、タグを消しておきましょう。
動画を埋め込めるテーマかどうか
そもそも、使っているテーマによっては、タグに囲まれていなくても動画を埋め込むことができない場合があります。
その場合は、使うテーマを変更するなどの操作が必要になります。動画を埋め込めるテーマは後ほど詳しく説明します。
WordPressに動画を埋め込むために役立つプラグイン3つ
続いて、動画を埋め込むためのプラグインをいつくかご紹介します。
プラグインを使うとアイキャッチ画像を自動で設定できる場合もありますので、使ってみるのも良いでしょう。
① Featured Video Plus
https://ja.wordpress.org/plugins/featured-video-plus/
「Featured Video Plus」は、YouTubeやDailymotionなどの動画を記事に挿入できるプラグインです。動画のサムネイルを取得して、そのままアイキャッチ画像に設定することもできます。
https://ja.wordpress.org/plugins/vipers-video-quicktags-migrator/
「Viper’s Video Quicktags」は、YouTubeなどの動画サイトによってデフォルトで表示するサイズを自由に決めることができます。配置も自由に設定できるので、好みのレイアウトにすることができます。
③ WP Video SEO
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-video-seo/
「WP Video SEO」は、動画のサイトマップを作成できるプラグインです。
動画に記事をリンクさせて動画のサムネイルとタイトル、ディスクリプションを表示することができます。ディスクリプションなども表示できるので、どのような動画なのか説明することができます。見てもらえる可能性も上がるでしょう。
WordPressに動画をアップロードする方法のまとめ
以上、いかがでしたか?
今回はWordPressの投稿ページに動画を埋め込む方法をお伝えしました。動画はどうしてもファイルサイズが大きくなりがちなので、上限アップロードサイズを変更するなど工夫しましょう。
また、あらかじめ動画が映えるようなワードプレスの有料テーマを使うのも一つの方法です。さらに、WordPressについてしっかりと学んでいきたいという方は、筆者も受講したワードプレスを学べるプログラミングスクールを活用するのがおすすめです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。