
初心者だけど、WordPressのテーマを自作してみたい。オリジナルの機能を追加したくて、WordPressのテーマを作る必要がある…
このような必要に迫られている方のために、今回はテーマ作成の指針となる記事を作ろうと思い、書いてみました。
初心者がWordPressのテーマを自作するために必要な知識とは?
WordPressのテーマを作る場合、複数の知識が必要になります。
プログラミングはもちろんですが、CMSという仕組みそのものについての理解も必要です。
また、細かいポイントでは、WordPressのテンプレートファイルの作成方法なども必要になってきます。
優先順位で必要な知識を列挙しますと、
などがあります。それぞれを細かく見ていきます。
PHP
まず、PHPはWordPressのカスタマイズにおいては一番重要でしょう。具体的な学習ポイントは以下です。
- 変数
- 制御構造(繰り返し、条件分岐)
- 関数
この辺りがある程度できれば、WordPressのカスタマイズの最低ラインは抑えられると思われます。
MySQL
続いて、WordPressではデータベースが存在し、そのデータベースがMySQLです。構造上、MySQLの知識も必要になるので勉強が必要です。
とはいっても、WordPressのテーマの自作という点ではMySQL単体で勉強することはあまりありません。
PHPとMySQLの連携に関する知識を、本1冊程度で身につけておけば良いと思います。
HTML
HTMLは表示部分を作る際に重要になります。
最低限の知識だけをお伝えすると、
- html,head,bodyなどの基本要素
- meta,linkなどのhead要素
- div,p,a,section,article,imgなどのタグ
を理解しておけば良いかと思います。
CSS
CSSは、デザインを作る際に使います。
CSSは「セレクタ」「プロパティ」「値」の3つで成り立ちますので、これらを分けて理解していく必要があります。
厳密には、セレクタはCSSの範囲ではなく、プロパティと値はほぼ無限に組み合わせが存在するため、今回は割愛します。
WordPressテンプレートファイルの構造
WordPressを使ったことがある方は、header.phpやfooter.phpなどを見たことがあるかと思います。
これらは、WordPressの標準機能を動かすための役割を担っていますので、これらについての理解を深めておきましょう。
下記の記事が参考になるかと思います。
https://webcodezero.com/wordpress/wordpresscustomize/
WordPressテンプレートファイルの作成方法
WordPressテーマを自作する際は、上で説明したテンプレートを作る必要があります。
ただし実際には、一部を編集する形で構いません。
内部SEO対策
まず、テーマを自作する際に気をつけておきたいのが、内部SEO対策です。
必要なタグやディスクリプション設定などを入れる必要がありますので、SEOの知識が必要になってきます。
カスタムフィールドの扱い
そして、WordPressのテーマを自作する場合、もっともメリットのある部分はここでしょう。
オリジナルの機能を追加する場合は、カスタムフィールドからデータベースへの連携→出力の流れを作れないといけません。
WordPressテーマを自作するために必要なステップ
それでは、具体的なステップに進んでいきましょう。
1.PHP,MySQL,HTML,CSSの基礎知識を得る
まずは、PHP,MySQL,HTML,CSSの基礎知識を勉強します。上で書いたように、それぞれの項目を学習していってください。
2.WordPressの全体概要を知る
次は、WordPressの全体概要を把握しましょう。これに関しては、先程紹介した記事が参考になるかと思います。
https://webcodezero.com/wordpress/wordpresscustomize/
3.これから作りたいサイトマップを作る
次は、これから作る予定のサイトの「サイトマップ」を作成しましょう。これがあることで、テンプレートファイルを作成する際に迷わず作っていけます。
WordPressで「サイトマップ」という表現をする場合、意味合いが2通りあります。
今回お伝えしているのはフレームワーク段階でのサイトマップの話ですので、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
4.テンプレートファイルを作成する
次は、テンプレートファイルを作成していきます。
ここに関しては、こちらの記事を参考にひとつひとつ作成していきましょう。
https://webcodezero.com/wordpress/wpfixedpage/
用意すべきテンプレートファイルはこのあたりです。
- functions.php
- header.php
- index.php
- 404.php
- archive.php
- category.php
- page.php
- search.php
- single.php
- sidebar.php
- footer.php
- style.css
5.ここで一度表示してみる
テンプレートファイルが一度出揃ったら、表示してみるといいかと思います。
ブラウザ上に表示すると、フィードバックが一気に得られるのでどこでミスが起きているかが確認できます。
また、この後の追加機能を加える時も、すぐに上手く機能しているかどうかがチェックできるので、この段階で表示してみることをオススメします。
6.追加機能を加える
その後、オリジナルのカスタムフィールドなどを作り、カスタマイズしていきます。
WordPressテーマを自作する場合のまとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
初心者がこれからWordpressテーマの自作に取り組む場合、結構ハードルが高そうに思ったかもしれません。
実際、最初の間は難しいかもしれませんが、出来た時の達成感はとても嬉しいものがありますので、ぜひ頑張って取り組んでみてくださいね。