
皆さんはワードプレスで会員サイトを作れることをご存知でしたでしょうか?
実はワードプレスでは、プラグインで会員サイトを作ることができます。プラグインを使うことで、難しいコードをいじる必要もなくなります。ただし、もともとワードプレスは「ブログ」をメインとしたCMSですので、会員サイトを作れることは作れるのですが、ぶっちゃけクオリティは微妙です。。
そこで今回は初心者向けにおすすめの方法と、会員サイトを作るのに役立つプラグインやテーマなどもご紹介します。
CONTENTS
- 1 本格的な会員サイトを作るのにおすすめの方法は2つ
- 2 なぜワードプレスで会員サイトを作るのはおすすめしないのか?
- 3 プログラミングスクールでRubyを学んだ方がはるかに良い
- 4 TechAcademy(テックアカデミー)は週2回のメンタリング付きの完全オンラインスクール
- 5 CodeCamp(コードキャンプ)は現役エンジニア講師のオンラインのマンツーマンレッスン
- 6 TechBoost(テックブースト)は3ヵ月集中のスクール
- 7 WordPressで会員サイトを作るためのプラグイン5選
- 8 WordPressで会員サイトを作る時におすすめのテーマ
- 9 WordPress会員サイトの作り方と初心者におすすめの始め方
本格的な会員サイトを作るのにおすすめの方法は2つ
そこで本格的な会員サイトを作るのにおすすめの方法としては、以下の2つです。
- Rubyなどウェブサービスでよく使われる他のプログラミング言語を学んで作成する
- プログラミングスクールでエンジニア講師から体系的にワードプレスを学ぶ
そもそもワードプレスを使って会員サイトを作成するのはそんなにおすすめできるものでもありませんので、他のプログラミング言語を学ぶのが手っ取り早いといえば手っ取り早いです。
Ruby/Ruby on Railsであれば、現在ではどこのプログラミングスクールでも学ぶことができますので、3ヵ月程度の期間をかけて学んでいくのも良いでしょう。
他にも、ワードプレスの会員サイトを1から自分で調べて作成していては膨大な時間がかかりますので、エンジニア講師に質問しつつサイト制作を進める方式が、実際のところは一番コスパもよく効率も良いです。
筆者も実際にワードプレスで会員サイトを作ったことがありますが、正直莫大な時間がかかった割にはリターンが全くなく、基本的にはおすすめしない旨をここに記載しておきます。
なぜワードプレスで会員サイトを作るのはおすすめしないのか?
ワードプレスで会員サイトを作るのをお勧めしない理由には、以下のような点が挙げられます。
1. セキュリティリスク
まずは、セキュリティリスクです。
WordPress自体の脆弱性をついて攻撃されるリスクもあれば、不正にワードプレスにログインをされてサイトの情報を盗まれたり、サイトを壊されてしまうリスクなどもあります。
もちろん小規模サイトであればそこまでのリスクはないかもしれませんが、会員サイトという非常に重要な情報を持つサイトの運営では、はっきり言ってセキュリティリスクは致命的です。
こちらに関してプラグインでセキュリティ対策をすることも可能ですが、その場合は次にあげるプラグインリスクが永遠につきまといます。
2. プラグインリスク
基本的に会員サイトを作る際には「プラグイン」を利用することが多いかと思われますが、このプラグインを利用する場合、プラグイン同士の互換性に注意する必要があります。
相性が悪いプラグイン同士を入れてしまうと、うまくサイトが動作しないこともありえます。新しい機能が欲しくてプラグインを入れたら、以前に入れたプラグインが動作しなくなったりすることもあります。
そんな形で利用したいプラグインを利用できなかったり、ある日突然プラグインを更新したらサイトがうまく動作しなくなってしまうリスクや、ワードプレスの更新に伴いプラグインが利用できなくなってしまうこともあります。
さらに、プラグイン自体の開発が停止した場合、別のプラグインを探さなければいけなくなってしまったりと、とにかくワードプレスで会員サイトを作る際には色々なリスクがあります。
3. サイトの構築に時間がかかる
最後に、正直ワードプレスでの会員サイト構築には、非常に時間がかかります。上述したようなリスクがあることに加えて、構築する際にも非常にいろんなことを調べる必要があります。
もちろんプラグインで簡易にサイトを作ることも可能ではあるのですが、上述したようなリスクがありますので、それであれば外注してゼロからサイトを構築した方が良いでしょう。
ただし、その場合は結構な値段がかかりますし、継続的にランニングコストがかかります。そのため、もしまだ20代であったり、プログラミングを学ぶことに興味があるのあれば、例えばruby on railsなどのプログラミング言語を学んで、0から作り上げた方が効率的でしょう。
また、最初からワードプレスを使わずに構築するのであれば、色々と機能の追加も柔軟にできますし、リスクもはるかに小さくなるでしょう。
プラグインについて色々と調べて対応することに加えて、一つのプログラミング言語を用いて構築するよりも色々なハードルがあるのが、ワードプレスでの会員サイトの作成です。
プログラミングスクールでRubyを学んだ方がはるかに良い
WordPressで会員サイトを作成する場合、以上のようなデメリットがあります。
ですので、基本的にはプログラミング知識のない初心者の方が会員サイトを作成する場合、まずはプログラミングスクールに通われるのが一番良いでしょう。
プログラミング言語はRuby/Ruby on Railsにこだわる訳ではありませんので、PHPで構築しても良いかもしれませんが、とにかくワードプレスで会員サイトを作成することは全くおすすめできません。
多くのプログラミングスクールではRuby/Ruby on Railsの講座を提供していますので、いくつか無料体験に参加して見て、自分にあったプログラミングスクールを受講されるのがおすすめです。
筆者の経験から、受講スタイルに応じて下記のような信頼性の高いプログラミングスクールを利用されるのが基本的にはおすすめです。
TechAcademy(テックアカデミー)は週2回のメンタリング付きの完全オンラインスクール
まず筆者が受講したのは、TechAcademyです。TechAcademyはおすすめできるプログラミングスクールではありますが、結構やる気のある方向けのサービスかもしれません。
TechAcademyは、東証マザーズ上場企業のユナイテッド株式会社の子会社であるキラメックス株式会社が運営している、完全オンラインのプログラミングスクールです。
オンライン上のテキストを自習形式で進めつつ、分からない点や疑問点があった場合は、現役エンジニアのメンターにSlackで質問することができます(毎日15時〜23時)。
また、週2回のマンツーマンメンタリング(1回30分のビデオチャット)がありますので、学習モチベーションを維持しやすい仕組みとなっています。
ただし、社会人は129,000円〜(4週間)、学生は89,000円〜(4週間)受講が可能と、若干料金は高めになっています。テキストの質が高く良いサービスではありますが、1ヶ月程度で教養を身に付けたい方などにおすすめのサービスといったところです。
ただし、それぞれ自分にあったサービスがあるかと思いますので、色々と比較検討されたい方は、まずはそれぞれのプログラミングスクールの無料体験レッスンを利用されるのが一番おすすめです。
CodeCamp(コードキャンプ)は現役エンジニア講師のオンラインのマンツーマンレッスン
続いて、現役エンジニア講師による、完全マンツーマンのオンラインレッスンを受講したい方には、CodeCamp(コードキャンプ)がおすすめです。筆者は無料体験を受講したことがあります。
CodeCampの運営会社は、フューチャー株式会社(東証1部上場)の子会社のコードキャンプ株式会社のため、会社としての信頼性が高い点が特徴です。
CodeCampは365日、7時〜23時40分までの間で、現役エンジニア講師のオンラインのマンツーマンレッスンを受講することができます。受講したい講師を選べる点がメリットです。
料金は2ヶ月(20回)148,000円〜となっていますので、1ヶ月あたりにすると74,000円〜となり、他の教室型のプログラミングスクールよりも、オンラインである分安くなっています。
1ヶ月の短期集中では中々忙しくて時間が取れなそうという方や、現役エンジニアのマンツーマンで教えてもらいたい方などには、CodeCampがおすすめです。
TechBoost(テックブースト)は3ヵ月集中のスクール
次におすすめできるのが、渋谷とオンラインで受講が可能なTechBoost(テックブースト)です。理由は3ヵ月集中のプログラミングスクールだからです。
と言いますのも、正直初心者がある程度プログラミング言語を使ってサイト(サービス)を作れるようになるためには、3ヶ月ぐらい学ばないと無理だからです。「毎日10時間以上1ヶ月は勉強できる」といった方であれば別かもしれませんが、基本的には多くの人には難しいでしょう。
3ヶ月ぐらいプログラミングをしっかりと学ぶことで基礎が身につき、その後も継続して自分でも勉強することができるようになるのが一般的です。テックブーストは、オンラインテキストでわからないところがあれば、現役エンジニアメンターに質問できる点が特徴です。メンターの質も他スクールよりも高いと評判です。
また、3ヵ月で社会人 約300,000円 / 学生 約210,000円となっていますので、1ヵ月あたりの料金は他のプログラミングスクールよりも安いです。TechBoostのコースでは、最初にRuby/Ruby on Rails or PHP/Lavelを学び、その後にBlockchain or AI or IoTを学べるスタイルとなっています。サービスでよく使われるRuby or PHPを学べることに加えて、最先端テクノロジーにも触れることができます。
繰り返しになりますが、実際のところプログラミング未経験からある程度の基礎力を身に付けるには3ヵ月ぐらいの期間は必要となりますので、TechBoostはしっかりと学びたい方には最適です。
筆者が受講したプログラミングスクールも含めておすすめはこちらにまとめましたので、よければ参考にしてみてください。
WordPressで会員サイトを作るためのプラグイン5選
続いて、そこまで強くはおすすめしませんが、一応ワードプレスで会員サイトを作れるプラグインや、会員サイトを作る際におすすめのテーマなどもご紹介します。
1. Simple Membersip
https://ja.wordpress.org/plugins/simple-membership/
「Simple Membership」は、無料で利用できるプラグインです。このプラグインでは、以下のような機能がついています。
- 新規会員登録
- 会員の種類の設定が可能
- 有料会員に対して課金設定ができる
- ログイン
- パスワードの再設定
- プロフィールの表示と変更
このほかにもショートコードを使ってログインフォームを設置することができます。
Paypalにも対応しているので、支払いの設定も手間をかけずに行うことができます。
2. WP-Members
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-members/
「WP-Members」もログイン機能が付いたプラグインです。
投稿ページや固定ページに対してアクセス制限を設けて、ログインしてからでないと記事が閲覧できないようになっています。
主な機能は以下のようになっています。
- 新規会員登録や会員情報を表示できる
- ウィジェットを利用することで、ログインフォームやログイン情報を表示できる
- 新規会員登録でreCAPTCHAを利用できる
- 新規会員登録に必要な設定項目の追加・削除ができる
- 新規会員登録した際に登録メールアドレスにメール通知することができる
- 新規会員登録した際に接続元IPアドレスを記録できる
3. Theme My Login
https://ja.wordpress.org/plugins/theme-my-login/
「Theme My Login」は、ログイン可能なユーザーだけがサイトにアクセスできるようにするためのプラグインです。
ログインページやパスワード変更のページを作成し、登録ユーザーが管理画面にアクセスを禁止することができます。
用意されている機能は以下のようになります。
- どうやってログインするか選択できる(ユーザー名、メールアドレスのどちらかまたは両方)
- ユーザーに送信するメールの本文や宛先、件名をカスタマイズできる
- 新規会員登録時にユーザー自身が自由にパスワードを決められる機能
- reCHAPTCHAを利用できるようにする機能
- ログイン可能なユーザーのみがサイトにアクセスできるような機能
- 新規会員登録時に入れる承認フローを指定できる機能(承認不要、メールで承認用のリンクを送信する、管理者による承認をつける)
4. Gianism
https://ja.wordpress.org/plugins/gianism/
「Gianism」は、TwitterやFacebook、GoogleなどのWebサービスのアカウントを利用してWordPressにログインできるプラグインです。
対応しているサービスは以下のようになります。
- Amazon
- Github
- Mixi
- Yahoo! JAPAN
- はてなID
5. Never Let Me Go
https://ja.wordpress.org/plugins/never-let-me-go/
「Never Let Me Go」は、ユーザーの退会処理をWordPressに組み込めるプラグインです。このプラグインを使うことにより、ユーザー自身でアカウントを削除できます。
退会処理は「データベースから即時削除」と「アカウントを停止し、データを残す」2つの方法があります。
WordPressで会員サイトを作る時におすすめのテーマ
続いて、Wordpressで会員サイトを作成するときにおすすめのテーマを紹介します。
1. Xeory
(https://xeory.jp/)
まず、「Xeory」は、バズ部から提供されている無料のテーマです。
ブログ機能に加え、ランディングページの作成やSNSとの連携機能、CTA(Call To Action)作成機能が搭載されています。
CTA機能を用いることによって、メルマガやメディアの購読者を集めるのに便利です。
2. Simplicity
(https://wp-simplicity.com/)
続いて、「Simplicity」は、内部SEO施策が済んでいる無料のテーマです。
このテーマは、カスタマイズしやすく、ブログを運営していく際に必要になる機能がほぼ揃っています。
会員サイトとして使う際には、プラグインを使用しましょう。
3. マテリアル
(http://wp-material.net/)
最後にマテリアルは、高機能なテーマであり、無料で使用できるテーマです。
標準装備されている機能が多く、プラグインとの連携も優れているので、最低限のカスタマイズだけで済みます。
その他にもSNS連携機能や広告コード管理機能、アクセス解析コード設定機能などの機能が備わっているので、ブログを運営する際にも非常に便利です。
WordPress会員サイトの作り方と初心者におすすめの始め方
以上になりますが、いかがでしたでしょうか?
WordPressで会員サイトを作ることはできますが、正直そんなにおすすめしないという話でした。そもそも自分で作る時間がない場合は外注するのも一手ですし、Wordpressにこだわる必要性も正直ないというところです。
どうしてもWordpressで作らなければいけないシーンというのはそもそもあまりありませんので、そこは柔軟にユーザー目線で他のプログラミング言語を活用したりするのが良いでしょう。
プログラミング言語はワードプレスもそうですが、今ではプログラミングスクールで初心者も知識ゼロから学ぶことができますので、本格的な会員サイトを作りたい方は、プログラミングスクールの受講を検討されてみてはいかがでしょうか。
ワードプレスを学べるおすすめのプログラミングスクール比較はこちら
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。