
WordPress(ワードプレス)とHTMLのどちらでホームページを作成するのが良いのでしょうか?
まず結論ですが、HTMLとCSSだけでは、サイトを作成するのも更新するのがめちゃくちゃ大変です。というのも、全てゼロから自分で作らないといけないからです。
一方、WordPress(ワードプレス)であれば、最初からホームページのデザインのテンプレート(テーマ)がありますので、初心者でもおしゃれで機能が優れたサイトを作れます。
記事などのコンテンツも簡単に追加することができ、ホームページへの新しい機能も、プラグインと呼ばれるツールで簡単に実装できるため、メリットが多いです。
CONTENTS
WordPressの始め方はレンタルサーバーに契約すれば簡単
WordPressの始め方は、実はとても簡単です。具体的には下記の5STEPで始められます。
- レンタルサーバーに契約する
- ドメイン業者からドメインを取得する
- 取得したドメインをレンタルサーバーに追加する
- レンタルサーバーからワードプレスをインストールする
- サイト運営開始!
ちなみに当サイトはレンタルサーバーのエックスサーバーのX10プラン(初期費用3,300円込みで年間16,500円)に契約して、ワードプレスでサイトを運営しています。
当サイトの運営方法を簡単に紹介(ワードプレスでサイトを運営中)
【公式サイト】https://www.xserver.ne.jp/
当サイトは、エックスサーバーに契約して、エックスサーバーからワードプレスをインストールしてサイトを運営しています。なお、ドメインについては、ドメイン業者のお名前.comで独自ドメイン(webcodezero.com)を取得しています。
簡単に当サイトでの運営を方法をご紹介しますが、まずはエックスサーバーに契約し、取得したドメインをエックスサーバーに追加します。
エックスサーバーにドメインを追加
続いて、そちらのドメインにエックスサーバーの管理画面からWordPressをインストールしました。
ドメインにワードプレスをインストール
エックスサーバーであれば管理画面に「WordPressの簡単インストール」機能が最初からついています。
ですので、初心者でも簡単に取得したドメインにWordPressをインストールして、すぐにホームページの運営を始めることができるのです。
ですが、「これだけ聞いてもよくわからない…そもそも違いが分からない…」という方もいるかと思います。そこでここからはHTMLとは?、WordPressとは?、Wordpressのメリットとデメリット、WordPressでのサイト運営方法などについて詳しく解説していきます。
HTMLとは?初心者がHTMLを勉強するためには?
まず、HTMLとは、Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略です。普段、私たちが見ているほとんどのWebサイトの見た目がHTMLとCSSで作られています。
CSSは、Cascading Style Sheets(カスケ―ディング・スタイル・シート)の略です。このCSSで、Webサイトのスタイルを指定しています。
つまり、HTMLでWebサイトの骨組み(段落や見出しなど)を作り、CSSで細かなスタイル(文字の大きさや色など)を指定していくのです。
例えば、あなたが今見ているこのサイトもHTMLをもとにしながら作られています。
HTMLとWordPress(ワードプレス)との違いは?
続いて、WordPressとは何か?についてです。
ブログを作成するために公開されたオープンソースのソフトウェア。CMS(Contents Management System)の一種です。
直訳すると、「コンテンツ管理システム」となります。最近ではブログだけでなく、企業や公共機関のサイトなどにも利用されています。
WordPressはあくまで「コンテンツ管理”システム”(CMS)」で、HTMLと相反するものではありません。
まず、サイトやブログなどを構築する際において、手段が複数あります。
- HTMLでベタ打ちでコーディングしていく場合(1ページ1ページHTMLコードを書く)
- WordPressなどのCMSを活用する場合
例えば、こんな感じです。
「HTMLとWordPressどっちを使ったほうが良い?」という質問は「HTMLベタ打ちのサイトと、WordPressを利用したサイト、どちらの方が運用しやすい?」という意味に置き換えられます。
こちらの結論からお伝えすると「WordPressでのサイト運用」が一番簡単となりますが、WordPressを使うメリットとデメリットもお伝えします。
ホームページの作成にWordPressを使う3つのメリット
WordPressのメリット①:操作が楽
まず、WordPressは圧倒的に操作が楽です。
極端な話、ブログの投稿だけであれば、プログラミングを覚える必要もありません。画像のアップロードも簡単ですし、おしゃれなデザインにすることも簡単です。
データベースの管理なども、ワードプレスのデフォルト機能で自動でやってくれます。
WordPressのメリット②:SEO対策が楽
続いて、WordPressはSEO対策が非常にやりやすいです。
SEO対策とは、サイトを検索上位に表示させるための対策です。WordPressの場合は、対策がしやすいというより、最初にほとんど既に行われています。
ですので、WordPressを利用するだけで、最初からある程度SEO対策がなされている状態で、サイト運営を始めることができます。その後はコツコツとコンテンツや記事をサイトに追加していく形となります。
WordPressのメリット③:デフォルトでもそこそこ綺麗
最後に、Wordpressには最初から決まったデザインのテーマがたくさんあります。
そのため、デザインの知識が無くても綺麗なデザインができあがります。また、プラグインという機能を拡張するツールがあるため、追加でサイトに新しい機能を実装させやすいです。
HP作成にWordPressを使う2つのデメリット
WordPressデメリット①:カスタマイズにこだわると難しい
一方、WordPressは投稿機能などはシンプルに見えますが、裏での処理は結構入り組んでいます。そのため、エラーやバグなどが発生した際は対応に時間がかかることもあります。
ただし、基本的にWordPressに関する疑問については、検索すれば解決することが多いです。というのも利用者が圧倒的に多く、様々なWordPressの情報がすでにネット上にあるからです。
WordPressデメリット②:更新関連でエラーが起きることがある
続いてのデメリットは、更新関連でエラーが起きることがある点です。
WordPressは、本体・テーマ・プラグインの3つが、それぞれ独立して他の人が開発している事があるため、この3者間の連携でバージョンエラーが起きる可能性があります。
こちらも検索したら大体対処は可能ですが、最新のエラーは誰も解決していない場合はありますので、多少解決に時間がかかる場合があります。
ただし、重要な問題というのはみんなが困ることですので、基本的には解決方法がネット上にアップされることが殆どですし、当サイトでも情報発信していく予定です。
初心者向け!WordPressでのサイト運用の始め方
以上のようなワードプレスのメリット・デメリットを踏まえた上で、「WordPressを運用してみたいけど、何からやれば良いの?」という方に向けて始め方をお伝えします。
結論からお伝えすると、まずはエックスサーバーのX10プランに契約されるのが、一番おすすめです。
というのも、エックスサーバーに契約をすれば、エックスサーバーの管理画面からWordpressを簡単にインストールすることができるからです。
wordpressはレンタルサーバーからダウンロード可能
上記はエックスサーバーの管理画面ですが、こちらに「WordPress簡単インストール」のボタンがあります。ここから自分が取得したドメインにWordPressをダウンロードすることで始められます。
ですので、まずはエックスサーバーの公式サイトからエックスサーバーに契約します。
ドメイン業者からドメインを取得する
次に、お名前.comなどのドメイン業者からドメインを新規に取得します。そしてドメインを取得したら、そちらのドメインをエックスサーバーの管理画面でエックスサーバーに追加します。
そして、その取得したドメインに、エックスサーバーのWordPressの簡単インストール機能を利用してインストールするのが、一番簡単な始め方です。
エックスサーバーはX10プランで年間契約をすれば、年間16,500円程度の出費ですみます。さらに最初は無料体験期間もありますので、初心者の方はまずはそちらから始めるのが一番良いでしょう。
HTMLは勉強しても意味がないの?
以上のようにWordpressでサイト運営は簡単にできるわけですが、WordPressを運用していく場合でも、勉強すると良いマークアップ言語がHTMLかと思います。
けれど初心者の方は、早速HTMLの勉強をしようと思っても、「どうやって勉強していけばいいのだろうか」、「勉強の仕方がわからない…」と思うようにいかないこともあるかもしれません。
そこでおすすめなのが下記のステップです。
Step1. HTMLのタグについて勉強する
まず、HTMLはタグを使って文書の構造や文字の大きさ、色を変えることができます。
例えば、次のように書きます。
<p>私はプログラミングを勉強しています。</p>
上のように<要素名>、</要素名>を用いて指定したい部分を囲みます。
よく使われるタグについては覚えておきましょう。
例えば、<br>:改行、<p>:段落、<h1>:見出しなどです。
Step2. Webサイトをマネして作ってみる
しかし、タグばかり覚えてもWebサイトは作れるようにはなりません。
ある程度タグの意味と使い方を覚えたら、実際にあるWebサイトと同じように作ってみましょう。サイトで右クリックをして「検証ボタン」を押すことで、ソースコードを確認することができます。
このようにして1度真似して自分で作ってみることで、苦手にしている部分や知識不足の部分が明確になります。
Step3. 自分で1つのWebサイトを作ってみる
最後に、Step1やStep2で得た知識を用いて、自分で1からWordpressを用いてWebサイトを作っていきましょう。
うまくいかない部分はその都度調べていくのでOKですし、完璧に勉強してからやろうと思うと、なかなか長続きしません。まずはWordPressをインストールして初めてみて、やっていくうちに慣れていくかと思われます。
プログラミングスクールの活用もおすすめ
なお、本格的にHTML以外のプログラミングについて学ぶのであれば、上場企業が運営するCodeCampなどのプログラミングスクールを活用されるのが一番良いでしょう。
筆者もWordPressを本格的に学ぶためにプログラミングスクールは受講しましたが、疑問点を現役エンジニア講師に聞ける点や、最初から効率よく体系的に学べるという点で非常によかったです。
プログラミングスクールは初心者が最も効率的に学べる方法かと思いますので、ある程度本気でやりたい方やお金に余裕がある方は、これから独学で学ぶよりもおすすめです。
CodeCampは完全オンラインのマンツーマンレッスンを受講できるプログラミングスクールで、自分が好きな現役エンジニア講師を選べる点が特徴です。
WordPressとHTMLの違いやサイト運用に関するまとめ
自分でWebサイトを作っていくうちに、自然といろんなWebサイトを見るようになると思います。
そうすることで、もっとこんなサイトを作ってみたいと思うことも増えてくるはずです。自分のサイトを立ち上げようとすると、初心者にとっては難しいものとなります。
ですが、まずは実在するWebサイトと同じように作れるようになることを目標にしていくと、進んでいきやすいです。焦らず、自分のできることを1つずつ増やしていくのがおすすめです。
なお、WordPressを初心者が始めるのにおすすめのレンタルサーバーはエックスサーバー、ドメイン業者はお名前.comです。当サイトでも利用していますので参考にしてみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。