
WordPress(ワードプレス)を利用する際に悩むのが、どのレンタルサーバーを利用するかです。
今回は大手レンタルサーバー業者のロリポップ(lolipop)とエックスサーバー(xserver)のメリットとデメリットを比較し、それぞれにおすすめな人をご紹介します。
筆者は両方利用してサイトを運営していますので(当サイトはエックスサーバーのX10プランを利用中)、その経験を踏まえてお伝えします。
CONTENTS
- 1 結論:コスパ重視ならロリポップ!安定性重視ならエックスサーバー
- 2 【参考】主なレンタルサーバーのプランと料金の比較
- 3 ロリポップ(lolipop)を利用するメリット
- 4 ロリポップ(lolipop)を利用するデメリット
- 5 さくらのレンタルサーバーは独自SSL対応が有料なので注意!
- 6 独自SSL化対応が無料のロリポップやエックスサーバーはコスパ良し
- 7 エックスサーバー(xserver)を利用するメリット
- 8 エックスサーバー はWordPress簡単インストールがとても便利
- 9 エックスサーバー(xserver)を利用するデメリット
- 10 ロリポップ!レンタルサーバーがおすすめな人は?
- 11 エックスサーバーがおすすめな人は?
- 12 おすすめレンタルサーバーとドメイン業者のサイト一覧
結論:コスパ重視ならロリポップ!安定性重視ならエックスサーバー
結論からお伝えすると、個人の趣味で運営するのであれば、ロリポップ!のスタンダードプランを6ヶ月以上で契約するのが、一番安くてコスパが良いのではないかと思います。
6ヶ月以上であれば月額660円が月額550円になり、年間8,250円の費用で運営できるからです。翌年度からは年間6,600円しかかかりませんので、筆者はロリポップ!で2年契約をしています。
ただし、将来的に大規模サイトの運用を目指す法人の方であれば、アクセス数が増えても良いように、ロリポップ!では転送量が大きいのエンタープライズプランがおすすめです。
一方で、サーバーの安定性やセキュリティ対策などを求めるのであれば、エックスサーバーのX10プランがおすすめです。当サイトもサーバーの安定性などの面から、エックスサーバーを選んで利用しています。
ただし、エックスサーバーは初期費用3,300円の月額1,100円ですので、年間16,500円ほどの費用がかかります。翌年度は13,000円程度で済みますが、ロリポップ!の2倍のコストがかかるのが実情です。そのため、費用を重視するのであれば、ロリポップ!の方がおすすめです。
なお、両方のレンタルサーバーとも、管理画面から簡単にWordPressをインストールすることができます。また、SSL設定(サイトのhttps化設定)も無料で対応しています。
ですので、基本的には初心者にはどちらもおすすめできるサーバーですし、どちらも使いやすいレンタルサーバーと言えます。
【参考】主なレンタルサーバーのプランと料金の比較
プラン | 初期費用 | 月額料金 | 年間料金 | 容量(GB) | 公式サイト |
lolipop(スタンダード) | 1,650円 | 550円 | 8,250円 | 150 | https://lolipop.jp/ |
mixhost(スタンダード) | 無料 | 968円 | 11,616円 | 250 | https://mixhost.jp/![]() |
ConohaWing(ベーシック) | 無料 | 1,320円 | 15,840円 | 250 | https://www.conoha.jp/![]() |
ヘテムル(ベーシック) | 2,200円 | 880円 | 12,760円 | 200 | https://heteml.jp/ |
lolipop(ハイスピード) | 0円 | 550円 | 6,600円 | 250 | https://lolipop.jp/ |
エックスサーバー(X10) | 3,300円 | 1,100円 | 16,500円 | 200 | https://www.xserver.ne.jp/ |
ロリポップ(lolipop)を利用するメリット
まず、ロリポップを利用する主なメリットには、下記が挙げられます。
- 料金が全体的に安い
- ユーザー数が200万人以上と多い
- エンタープライズプランのコスパが抜群
- 運営会社が上場企業のため信頼性が高い
- 運営会社が同じムームードメインと一緒に利用すると便利
ちなみにロリポップには、下記のように金額が安いエコノミープランがあります。
エコノミープランはワードプレスを使えないので注意
初期費用は1,650円かかりますが、一番安いエコノミープランであれば、月額110円でも利用することができます。ただし、エコノミープランでは、ワードプレスを利用できませんので注意が必要です。
また、ライトプランであっても月額275円で容量100GBで利用することができますので、初心者があまりアクセス数のないサイトを運営するなら十分な容量と言えます。ただし、きちんとしたサイトを運営するつもりがあるのなら、最低でもスタンダードプランにした方が良いです。
ロリポップ!を使うならムームードメインがおすすめ
なお、ロリポップもムームードメインも、GMOペパボ株式会社という東証一部上場企業のGMOインターネットグループの企業が運営しています。そのため運営会社としての信頼性も高く、サービスの連携も簡単です。
ですので、もしロリポップ!のサーバーを利用するのであれば、ドメインもムームードメインで取得されるのがおすすめです。その後ドメインをロリポップ!に追加すれば簡単にサイトの運営を始められます。
【公式サイト】https://lolipop.jp/
【公式サイト】https://muumuu-domain.com/
ムームードメインで新規ドメインを取得してロリポップでサイトを運営する方法はこちら
ロリポップ(lolipop)を利用するデメリット
一方で、ロリポップを利用するデメリットには下記が挙げられます。
- エコノミープランだとWordPressの簡単インストールがない
- ページの表示速度が他のレンタルサーバーと比べると遅い
まず、【エコノミープラン】 は料金も安く、さらに独自ドメインを利用することもできますが、WordPressの簡単インストール機能がありません。
実はこのWordPressのインストールでつまづいてしまう初心者は多く、自分でインストールするとなると、結構大変なのです。
一応【ライトプラン】にはWordPressやEC-CUBEなど、各種CMSの簡単インストール機能があります。ですので、もしロリポップでWordPressを利用するなら、最低でも【ライトプラン】を利用された方が良いでしょう。
また、正直そこまで気になるほどではありませんが、ロリポップ!の【ライトプラン】はエックスサーバーなどと比べると、表示速度が若干遅いです。
もちろん【エンタープライズプラン】であれば転送量が大きいのでそのような心配はありませんが、もしライトプランを利用する場合は機能面ではマイナス点があることは、きちんと認識しておいた方が良いでしょう。
さくらのレンタルサーバーは独自SSL対応が有料なので注意!
なお、ロリポップもエックスサーバーもは独自SSL化は無料ですが、同じく有名なさくらのレンタルサーバーなどは、このSSL化対応が有料となっています。
近年では、GoogleがSSL化を推奨していることもあって、https://となっていないサイトには、「保護されていないサイト」として、訪問者が見れなくなってしまっています。
そのため、実はこのSSL化対応はほぼ必須の作業なのですが、さくらのレンタルサーバーでSSL対応に申し込むと、その際に追加でお金を払う必要が発生します。
独自SSL化対応が無料のロリポップやエックスサーバーはコスパ良し
そのため、実際は最初からSSL化対応が無料でついているロリポップやエックスサーバーを利用された方が、結局は長い目で見るとコスパがよくなります。
例えば、エックスサーバーであれば、容量200GBのX10プランを1年で契約すれば、月額1,375円ですみます。エックスサーバーは、長く契約すると月々が安くなるのが特徴です。
当サイトもエックスサーバーは年単位で契約していますが、1年ぐらいはサイト運営やブログ運営を続けようかなと考えている方は、年単位で契約されるのがおすすめです。
エックスサーバー(xserver)を利用するメリット
【公式サイト】https://www.xserver.ne.jp/
続いて、エックスサーバーを利用するメリットを挙げると、以下があります。
- SSL対応(https化)が無料のためコスパが良い
- WordPressのインストールが初心者にも簡単
- ウェブサイトの表示速度が速く、アクセス数が増加しても耐えられる
- セキュリティ面が安心
- サーバーが安定している
まず、上述したようにSSL対応が無料のため、コスパが良いです。
続いて、エックスサーバーにも、ロリポップ(エコノミープラン以外)と同じようにWordPressの簡単インストール機能があります。
ですので、初心者でも管理画面から簡単にWordPressをインストールが可能です。具体的には、契約してマイページにログインすれば、WordPressの簡単インストールのボタンがあります。
エックスサーバー はWordPress簡単インストールがとても便利
さらに、エックスサーバーであればウェブサイトの表示速度が速く、アクセス数が増加しても耐えられる構造となっています。
そのため、今後サイトを大きくしていきたい方や、しっかりとサイトを運営してアクセス数を増やしていきたい企業の方などにも、エックスサーバーは向いています。
筆者もこのような安定性や、セキュリティ対策がしっかりとなされているなどの観点から、エックスサーバーを当サイトでは利用しています。
エックスサーバー(xserver)を利用するデメリット
一方で、エックスサーバーのデメリットは下記です。
- 格安プランがない
残念ながらエックスサーバーには、ロリポップ!のような格安プランはありません。ですので、年間合計16,500円程度の費用を払う覚悟がある方には、向いているレンタルサーバーです。
ただし、基本的にウェブサイトはある程度の期間を運営しないとアクセス数は集まりません。ですので、どうせ一年ぐらい気長にやってみるつもりでいるならば、そこまで大きな出費とは言えないでしょう。
ロリポップ!レンタルサーバーがおすすめな人は?
【公式サイト】https://lolipop.jp/
以上になりますが、基本的にWordPressでのブログ運営やサイト運用を考えている方には、ロリポップもエックスサーバーも、どちらもおすすめできるレンタルサーバーになります。
繰り返しになりますが、SSL対応(https化)をしないと、せっかくサイトに訪問してきてくれた人が見れない可能性が高いからです。そのため、さくらのレンタルサーバーなどで、SSL化対応をしないでレンタルサーバーを利用するのはおすすめできません。
ロリポップについては、個人の運用であればスタンダードプラン以上、法人の運用であったり、今後大きくアクセス数を増やしていきたいという方には、エンタープライズプランがコスパが良いためおすすめです。
特に転送量が無制限のプランは他社レンタルサーバーでは見かけませんので、コストを抑えてアクセス数にも耐えられるプランを探している方は、ロリポップのエンタープライズプランはおすすめです。
なお、ロリポップを利用する際は、レンタルサーバーはロリポップ!で契約し、ドメインはムームードメインで取得する組み合わせが、一番コストが抑えられて運用も簡単です。
エックスサーバーがおすすめな人は?
エックスサーバー については、上述したように、サーバーに安定性やセキュリティなどを求める方です。ロリポップほど費用面は安くなりませんが、安定性が欲しい方にはおすすめです。
なお、ドメインについてはエックスサーバーでも取得ができますが、当サイトは安いドメインがあるお名前.comで取得し、そちらをエックスサーバーに追加する形で運用しています。
なお、お名前.comも、GMOインターネットグループが提供しているサービスのため信頼性は高く、簡単にエックスサーバーにドメインを追加することができます。
おすすめレンタルサーバーとドメイン業者のサイト一覧
サービス名 | 公式サイト |
---|---|
エックスサーバー | https://www.xserver.ne.jp/![]() |
お名前.com | https://www.onamae.com/![]() |
ロリポップ! | https://lolipop.jp/![]() |
ムームードメイン | https://muumuu-domain.com/ |
ぜひ自分にあったレンタルサーバーを利用して、ブログやサイト運営を楽しんでくださいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。