
「パンくずリスト?なにそれ??」と思った方もいるでしょう。
ですが、このパンくずリストはSEO対策としても重要な役割を担っています。今回はこのパンくずリストについてと、Wordpressでの導入方法を簡単にお伝えしていきます。
CONTENTS
パンくずリストとは?
Webサイト内でのWebページの位置を、ツリー構造を持ったハイパーリンクの一覧として示すもの。(Wikipediaより)
つまり、パンくずリストとは、Webページを階層順にリストアップしてリンクを設置したリンクのことになります。
これによって、ユーザに対して今Webサイト内のどの位置にいるのかを直観的にわかりやすく伝えています。パンくずリストの例を示しておきます。
赤枠で囲ってある部分が、「パンくずリスト」になります。
パンくずリストの由来とは?
「Webに関する用語なのになんで食べ物の名前が出てくるんだろう?」と思った方もいるでしょう。
ここでは簡単に、パンくずリストの由来についてもお伝えしておきます。
名前の由来は、「ヘンゼルとグレーテル」という童話です。童話の中で主人公の兄弟が森の中で迷わないように、道にパンくずを落としていくシーンがあります。
それと同じように、ユーザがサイト内で迷わないようにするための道しるべとして設置されていることから、「パンくずリスト」と呼ばれています。
パンくずリストを設置するメリットとは?
1.ユーザが今どのページにいるか直観的にわかるようにしている
検索エンジンの検索結果には、必ずそのWebサイトのトップページが表示されるとは限りません。
そこで、今見ているページがどんなカテゴリに属しているのか、サイトの階層や位置をすぐに確認できるようにしています。
今、見ているページがどんなカテゴリに属しているのか認識してもらうことによって、同じカテゴリの他のページを見てもらえる確率が高くなることもあります。
2.クローラーの巡回を手助けする
クローラー:Web上の文章や画像などを周期的に取得し、自動的にデータベース化するプログラム。「ボット(Bot)」、「スパイダー」、「ロボット」などとも呼ばれます。(Wikipediaより)
このクローラーが「パンくずリスト」を読み取ることで、そのページがどんなカテゴリに属して、どの階層に位置付けられているのかを把握しやすくなります。
それによって、ホームページ全体の構成も理解してもらいやすくなります。クローラーが巡回して入手した情報は検索エンジンのデータベースに格納されます。
格納された情報が検索結果に反映されるので、クローラーの巡回を助けることでSEO対策にもつながります。
3.内部SEO対策として有効
パンくずリストを作成し、整理することで検索エンジンでの上位表示につながります。
例えば、電化製品を販売しているネットショップの場合、「ホーム>電化製品>パソコン」といったように「電化製品」、「パソコン」とキーワードに対してのSEO対策を行うことができます。
WordPressでのパンくずリストの作り方とは?
パンくずリストの作り方としては、いくつかのパターンがあります。そのパターン1つ1つを紹介していきます。
このパンくずリストは、自分で1から作ることも可能です。
ですが、クローラーにうまく認識してもらえないこともあるので、プラグインやテンプレートタグを使うことをおすすめします。
WordPressの場合
WordPressはブログを作成するためのシステムとして公開されたため、ブログを作る人にとって人気のプラットフォームとなっています。
WordPressでは、「Breadcrumb Navxt」というプラグインを使うと簡単にパンくずリストを設定できます。
プラグインのやり方については、以下のサイトで詳しく説明されていますので、そちらをご覧ください。
https://www.adminweb.jp/wordpress-plugin/list/index16.html
また、最初からパンくずリストが導入されたテンプレートもあるので、それを選ぶとさらに簡単に導入することができます。
HTMLとCSSを使用する場合
HTMLとCSSでもパンくずリストを作ることは可能です。ですが、こちらは1から自分で作ることになるので、少し大変です。
作り方は、以下のURLで詳しく説明されていますので、そちらをご覧ください。
http://sabasaba-club.com/contents/2638/
他にも、microdataやRDFaを使ってパンくずリストを作る方法もあります。
パンくずリストを作成する時の注意点とは?
最後に、パンくずリストを作成するときの注意点を3つお伝えします。
これからお伝えする3つのことに気を付けながら作成しないと、ユーザに使いにくいものになってしまいます。
ユーザに使いにくいものでは意味がなくなってしまいますので、気を付けましょう。
1.サイトのカテゴリ構成を常に明確にしておく
パンくずリストは、サイトのコンテンツ設計に左右されるため、サイトの規模が大きくなるほど難しくなります。
パンくずリストの構成としては、「ホーム>カテゴリ名>記事タイトル」となっています。
このときに重要となるのが、ユーザにとってわかりやすいパンくずリストを作ることです。そのためにも、サイトのコンテンツプランをしっかりと考えておく必要があります。
その上で、どのようなカテゴリを用意すべきか考えていきましょう。
2.カテゴリにSEOキーワードが含まれるようにする
カテゴリ構成を考える時に、SEOキーワードを考えながら行っていくことが重要になります。
このキーワードに基づいてカテゴリ名を考えていくことで、内部リンク効果も上がって上位表示される可能性も高くなります。
3.パンくずリストはすべてのページに設定する
これによってメリットがあるのは、サイトを見ているユーザだけではありません。
パンくずリストをすべてのページに導入することでクローラーがサイト全体の構成を理解してもらいやすくなります。
ただし、トップページやランディングページなど階層構造を伝える必要がないページには不要です。
WordPressのパンくずリストに関するまとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
「パンくずリスト」という言葉を初めて聞いた方も多かったと思います。パンくずリストはSEO対策として、手軽に設定できる1つの方法です。
WordPressであればプラグインなどを使うことで簡単にパンくずリストを導入できるので、ぜひ実践してみてくださいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。