
WordPressが有名なことは知っているけど、実は使ったことがない…
これからブログなどを本格的に始める上で使ってみたいけど、何をすべきか分からない…
こういった「知識無さすぎて、何を質問したら良いのか分かりません…」状態ってよくありますよね。
そこで今回は、WordPressを初めて使う方の為に、まず最低限やっておいた方が良いSEO対策の方法や設定方法を全て纏めてみました。
CONTENTS
適当なSEOの設定ではホームページの意味がない!
まず、残念ながらサイト・ホームページを立ち上げただけでは、人に見られることはほとんどありません。
作った瞬間から、インターネットの集客が上手く行ったりはしないのです。初月と次の月はせいぜい上手くいっても数万人に見られているなど、その程度になってしまいます。
もし、インターネットからの集客をしっかりやろうと決めているのであれば、Webの業界に詳しくなる必要があります。
ここでは「SEO対策を自分で全てできるようになるべき!」「プログラミングをすべき!」とお伝えしたいのではなく、そこの仕組みは知っておくと良いですということです。
でないと、ホームページの営業会社に、都合の良いようにお金を取られてしまいます。ですので、その辺の相場観などをつけておくのも大事です。
WordPressのインストール後にやるべき設定
SEO対策
まずは、SEO(Search Engine Optimization,検索エンジン最適化)の設定をしましょう。SEOについて詳しく書いておきます。
SEOは、「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味しています。簡単に言うと、検索結果でWebサイトがより多く表示されるために行っている一連の取り組みを指しています。
SEOは、アクセスを獲得することに直接的な費用は掛かりません。そのことから、Webサイトに多くのアクセスを集めたい商用メディアにおいては必須の取り組みになっています。
SEOの強みは特にこの2つです。
- ユーザーが検索して入ってくるので、コンバージョン(成約)しやすい
- 広告費をかけることなくユーザーが見てくれるようになる
SEO対策の設定方法は詳しく後述します。
投稿系の設定
投稿においてやっておくべき設定は
- カテゴリー設定
- 投稿エディタの設定
の2つです。
カテゴリー設定
投稿の内容をカテゴリー毎にグループ分けできるため、カテゴリーを作っておくといいですね。
カテゴリーの作り方は「投稿」→「カテゴリー」から行えます。
どういったカテゴリーを選べばいいかは、SEO対策のパートとも絡んできます。
メニューやウィジェットの設定
次は、メニューやウィジェットの設定です。
どちらもWordPressの「外観」から設定をすることができます。
正直なところ、これを置かないといけないみたいな決まりが全く無いので、あなたの好きなように配置していいのですが1つだけポイントがあります。
- どのコンテンツにもトップページから2クリックで行けるようにする
これです。これは、ユーザー体験を上げるためにも重要ですし、SEO対策としても良いと言われています。こちらの記事なども参考にしてみてください。
WordPressでのSEO対策の設定方法
それでは、SEO対策の説明に入りましょう。まずは、検索で上位表示されるまでの仕組みを説明していきます。
これは、大まかにわけると3つの手順で行われます。
- クローリング:サイトがGoogleに発見される
- インデックス:サイトをGoogleのデータベースに登録してもらう
- ランキング:検索順位が決まる
この中でも、特に意識してほしいのは「クローリング」「インデックス」の所です。「ランキング」の所はGoogleのアルゴリズムで分からないところが多いので無理に詳しくなろうとしなくていいです。
検索上位に表示される方法
検索上位に表示されるためには、先程の「ランキング」で上位に指定してもらうしかありません。
ですが、ランキングのアルゴリズムに関してはGoogleが公開していないため、ベストな対策法が分かりにくいのです。
そこでまずは、意図的に「クローリング」と「インデックス」を行えるようにしていきましょう。
意識すべきことは、下のポイントです。
- サイトマップを作成し、クローラーが迷わないようにする
- ユーザーが何度も見に来るようなコンテンツを作る
- 検索エンジンにとって読みにくい構造を無くす
最後のポイントは「WEBライティング」などとも呼ばれています。
キーワードを決めよう
SEO対策のスタートとして、まずはキーワードを決めましょう。「どのキーワードで検索された時に、上位に出したいか」を考えます。
初心者のうちは1つのキーワードに絞るほうが良いかと思います。
キーワードの例:
「Webデザイン」「WordPress」「プログラミング」「イラスト」など
ディスクリプションを入れよう
ブログや記事のタイトルの他にディスクリプションというものが存在します。ディスクリプションを設定しましょう。
下の画像の赤枠の部分がディスクリプションで、この文章を読んでクリックするユーザーが多くいます。(きっと、あなたも一度はあるでしょう)
設定方法としては2つあります。
- 「外観」→「カスタマイズ」→「サイト基本情報」→「キャッチフレーズ」から変更
- SEO系のプラグインから変更
サイトマップを作ろう
では、サイトマップも作りましょう。とはいえ、検索エンジンに評価してもらうためのサイトマップを手動で作るのは無謀です。
ここはせっかくWordPressを使うのでプラグインやテーマに頼りましょう。「初心者にオススメのプラグイン」のパートで紹介しています。
GoogleAnalyticsを設定しよう
Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールのGoogleAnalyticsにも登録しましょう。
GoogleAnalyticsから登録し、サイトのURLを打ち込むと操作が開始できます。
最初だけ、”トラッキングコード”というものを設定する必要がありますが、そんなに大変じゃないのですぐできるでしょう。
Search Consoleに登録しよう
最後に、Search Consoleというものに登録しましょう。Search Consoleでは、サイトマップの送信やクローリングの促進が行えます。
Search Consoleに登録してみてください。GoogleAnalyticsの設定ができていれば、スムーズに登録が終わるはずです。
ここから、サイトマップの送信を行います。
- 「クロール」の「サイトマップ」をクリック
- 右上の赤いボタン「サイトマップの追加/テスト」をクリック
- 現れてくるURLにサイトマップのURLを入力(デフォルトだとsitemap.xml)
次に、クローラーの促進です。
- 「クロール」の「Fetch as Google」をクリック
- URLを入力せずに「取得」をクリック
- 表示される「インデックス登録をリクエスト」をクリック
今回は、操作に慣れてもらうためだけにやりましたが、実際にはしっかりとした使い方があります。
詳しくはSearch Console ヘルプを確認してください。
初心者にオススメのWordpressのプラグインまとめ
WordPressの初期設定をしていく上で、入れておくと良いプラグインです。
All in One SEO pack
URL:https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/
SEO周りならコレ一つで十分です。ディスクリプションなどの設定、サイトマップの設定、ソーシャルメディアの設定全てコレ一つで行うことが出来ます。
細かな設定方法に関しては、こちらのバズ部さんの記事が参考になります。
TinyMCE Advanced
URL:https://ja.wordpress.org/plugins/tinymce-advanced/
このプラグインは、WordPressの投稿機能がデフォルトで持っていないエディタ機能を追加してくれます。
フォント体であったり、打ち消しや下線はこのプラグインを入れることで可能になります。
WP Fastest Cache
URL:https://ja.wordpress.org/plugins/wp-fastest-cache/
キャッシュを設定してくれるプラグインです。
キャッシュとは、ユーザーがサイトを再度訪れた時に、画像などを全てゼロから表示していると無駄な為、サイトを初めて訪れた時にある程度のデータをユーザーに保存させとく機能です。
これにより、ページを表示するスピードが早くなったりと、表示速度の改善・ユーザー体験の改善が測れます。
EWWW Image Optimizer
URL:https://ja.wordpress.org/plugins/ewww-image-optimizer/
画像の最適化を行ってくれます。
自分で用意した画像は無駄に容量が大きかったりするので、このプラグインのおかげで容量を減らすことが出来ます。
画像の容量は、表示速度に関係するので大事ですね。
Table of Contents Plus
URL:https://ja.wordpress.org/plugins/table-of-contents-plus/
記事の目次を作ってくれるプラグインです。たまに、自力で毎回目次を作っている人を見かけますが、凄い努力だなと思います。
WordPressの運用方法のチェックポイント
実際に運用していくにあたり、意識しておくべきポイントを纏めてみました。
記事を更新する
まずは、記事を更新することです。記事でなくても、コンテンツならなんでもいいです。
Googleの方で、更新頻度などをチェックすることができるので、長い間放置されているコンテンツは勝手に検索に引っかかりにくくなったりします。
サイトも同じで、長い間全く更新が無いと思われると良くないので、せめて月1くらいでの記事の更新はしていきましょう。
リライトをする
記事を書いた後や、昔書いて時間がかなり経ってしまった記事をリライトしましょう。
特に、検索にひっかかっていない記事や、あまり見られていない記事は、Googleの「ランキング」で上手く行ってない可能性が高いです。
この際のチェックポイントは下記です。
- 長さは十分か(2000文字くらいは書く)
- 誰でも分かる日本語か
- 見出しの順番はめちゃくちゃじゃないか
- 音読して、変な部分はないか
SNSを上手く活用する
SNSをやっている人は、SNSも上手く活用していきましょう。記事を投稿したら、シェアをしたりしてユーザーに見てもらうことが出来ます。
- LINE
- (Google+)
- (Tumbler)
- (Pinterest)
このあたりで、使えるSNSは出来る限り使いましょう。
何人に見られているかを調べる
GoogleAnalyticsを使えば、1日何人のユーザーが見ているかを調べることが出来ます。
さらに、あなたのどの記事が人気かを調べることができるので、有効に使っていきましょう。
インデックス登録数をチェックする
インデックスの登録は、即座に全て終わるわけではありません。
2週間くらいたっても、1つもインデックス登録されていないようであれば、他の問題を疑いましょう。サイトマップが上手く作れていなかったり、URLが異なっていたりします。
ツールで検索順位をチェックする
せっかくサイトの更新をしているのであれば、検索順位を調べてみましょう。これについては、Web上で簡単に調べられるツールなどもありますが、ダウンロードして使うツールにはGRCがあります。
GRCは有料にはなりますが、多くのサイトでSEO対策として利用されている有名なツールの一つで、筆者も実際に利用しています。
GRCを使うことで競合状況なども分かり、より具体的なSEO対策が可能なりますので、それなりに気合いを入れて運営するのであれば利用がおすすめです。
公式サイト:http://seopro.jp/grc/
初心者向けのWordpressのSEO対策のまとめ
以上、いかがでしたか?
初めてWordPressを立ち上げた際にやるべきことを纏めてみました。最後に、全てを総括して大事なポイントだけ具体的なステップにしておきます。
- キーワードを決めましょう
- カテゴリーを作りましょう
- プラグインをインストールしましょう
- タイトル・ディスクリプション設定をしましょう
- サイトマップを作りましょう
- GoogleAnalyticsに登録しましょう
- Search Consoleに登録しましょう
- サイトマップを送信しましょう
- ソーシャルメディア設定をしましょう
以上です!ぜひGRCなどのツールを使って、より多くの人に見られるサイトを作っていきましょう。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。