
さくらのレンタルサーバスタンダードプランでワードプレス運用はおすすめなのでしょうか?
まず結論からですが、「選択肢としてはあり」かと思います。筆者も実際に別のサイトでは、さくらのレンタルサーバースタンダードでwordpressを運用しています。ただし、正直なところロリポップやエックスサーバーと比べてそこまでコスパも性能も良い訳でもありません。
そこで今回はさくらのレンタルサーバーでサイト運営する際の注意点や、他のレンタルサーバーとの実際の料金比較、利用がおすすめな方とその理由も合わせてお伝えします。
CONTENTS
さくらのレンタルサーバースタンダードの注意点
さくらのレンタルサーバーには、実は初心者には大きな落とし穴が2点ほどあります。
ワードプレスのインストールが若干難しい
さくらのレンタルサーバーの場合、スタンダードに限らずワードプレスのインストールがちょっと難しいのです。
ロリポップやエックスサーバーと同じく管理画面から簡単にワードプレスをインストールできるものの、このインストール時にちょっとした変更を加える必要があります。
初心者の方はここでつまずいてしまう方も多いため、最初に利用するサーバーとしてはそこまでおすすめできないかなといったところです。
SSL設定が手間かつ有料
また、SSL設定が手間かつ有料です。SSL設定とは、簡単にお伝えするとサイトのURLをhttpからhtttpsにする作業です。
この作業をしておかないと、Googleがサイトを表示してくれません。「危ないサイト」として訪問者に警告しますので、せっかく作ったサイトが表示されないのです。
当サイトもhttpからhttpsに変更していますが、この変更は結構手間なのです。
ロリポップやエックスサーバーは簡単
ロリポップやエックスサーバーであればぽちぽちクリックするだけで瞬殺で終わるのですが、さくらのレンタルサーバーの場合は手間がかかります。
また、別途お金を払って証明書を取得したりと、諸々手続きが必要になります。筆者はこの手続きに嫌気をさして、さくらのレンタルサーバーから移行したことがあるほどです。
ワードプレスのレンタルサーバーを移行する際にもそれなりの手間がかかりますので、基本的に初心者の方は、最初から簡単なレンタルサーバーを利用されるのがおすすめです。
それでは一体どのサーバーを利用したら良いのかという話ですが、以下に主なレンタルサーバーの比較表と特徴をまとめましたので参考にしてみてください。
さくらのレンタルサーバーのスタンダードと他社の比較
レンタルサーバー(公式HP) | 初期費用 | 月額料金 | 容量 | 詳細 |
さくらのレンタル スタンダード (http://www.sakura.ne.jp/) |
1,048円 | 524円〜 | 100GB | – |
ロリポップ! スタンダード (https://lolipop.jp/) |
1,650円 | 500円〜 | 150GB | こちら |
ConohaWing スタンダード (https://www.conoha.jp/wing/) |
無料 | 2,640円~ | 350GB | |
エックスサーバー X10プラン (https://www.xserver.ne.jp/) |
3,300円 | 1,100円〜 | 200GB | こちら |
上記の比較表の通り、さくらのレンタルサーバーは費用は安いものの、容量が他社レンタルサーバーよりも若干少なかったりもします。
ここからはレンタルサーバーのそれぞれの特徴を簡単にご紹介します。
コスパ重視ならロリポップのスタンダードプラン(6ヶ月以上)
【公式サイト】https://lolipop.jp/
コスパ重視の初心者の方には、ロリポップのスタンダードプランが一番おすすめです。
月額料金が安いことに加えて容量や転送量も問題なく、なによりワードプレスを始めるのがとても簡単です。ロリポップを運営のGMOペパボ株式会社は、ムームードメインを提供している会社です。
そのため、ロリポップとムームードメインの連携も簡単で、初心者の方はムームードメインでドメインを取得して、ロリポップでワードプレスを簡単インストールすれば、迷うことなくサイトの運営を始めることができます。
なお、ロリポップのスタンダードプランは6ヶ月以上の契約で、月額660円が550円に下がりますので、利用するなら6ヶ月以上がおすすめです。
ムームードメインを取得してロリポップでワードプレスを始める方法はこちら
時間単位の料金が希望ならConoHaWing
【公式サイト】https://www.conoha.jp/wing
続いて、ConoHa WINGは、初期費用が無料で、時間単位の料金のため、いつでも始めやすいのが特徴のレンタルサーバーです。
スタンダードプランであれば1時間4円~使えて、どれだけ使っても1ヶ月最大2,640円で利用が可能です。使った分だけの料金しかかからないため、月の途中から利用を始めてもムダなコストが発生しません。
また、表示速度が早いことがメリットで、現在他のサーバーを使っている方であっても簡単に移行することができる点がConoHa WINGの良い点です。ただし、その分月額料金は最大2,640円と、他社レンタルサーバーよりも高くなっています。
サーバーの安定性やセキュリティ重視ならエックスサーバー
【公式サイト】https://www.xserver.ne.jp/
最後に、当サイトと同じようにサーバーの安定性やセキュリティを求める方には、エックスサーバーがおすすめです。
料金面についてはロリポップより高く、ConoHa WINGよりは安いといった中間ですが、サーバーの安定性には定評があるレンタルサーバーです。当サイトもエックスサーバーのX10プランで運用していますが、これまで一度もサーバーがダウンしたことはありません。
ワードプレスのインストールも管理画面からとても簡単にできますので、初心者でも迷うことがありません。また、エックスサーバーでドメインも取得することはできますので、全てエックスサーバーで完結させることも可能です。
安すぎず高すぎず、セキュリティ面も安心で、常に安定したレンタルサーバーを利用したい方は、エックスサーバーを利用されるのが良いでしょう。
【初心者向け】エックスサーバーでのワードプレスの始め方はこちら
おすすめのレンタルサーバーの料金比較と公式サイト一覧
プラン | 初期費用 | 月額料金 | 年間料金 | 容量(GB) | 公式サイト |
ロリポップ!(スタンダード) | 1,650円 | 550円 | 8,250円 | 150 | https://lolipop.jp/ |
mixhost(スタンダード) | 無料 | 1,078円 | 12,936円 | 250 | https://mixhost.jp/![]() |
ConohaWing(ベーシック) | 無料 | 1,320円 | 15,840円 | 250 | https://www.conoha.jp/![]() |
ヘテムル(ベーシック) | 2,200円 | 880円 | 12,760円 | 200 | https://heteml.jp/ |
ロリポップ!(ハイスピード) | 0円 | 550円 | 6,600円 | 250 | https://lolipop.jp/ |
エックスサーバー(X10) | 3,300円 | 1,100円 | 16,500円 | 200 | https://www.xserver.ne.jp/ |
以上になりますが、ぜひ自分にあったレンタルサーバーを利用して、ワードプレスのサイト運営を始めてみてくださいね。