
レンタルサーバーのロリポップとヘテムルを比較した口コミです。
ロリポップもヘテムルも同じGMOペパボ株式会社が運営しているため、似たような点もあれば異なる点もあります。この記事ではロリポップとヘテムルのどっちを利用するか悩んでいる方向けに、それぞれの利用がおすすめな方をご紹介します。
なお、現在ロリポップを利用していてヘテムルに移行しようか悩んでいる方にとっては、そこまでおすすめという訳でもないというのが筆者の結論です。ロリポップから移行するのであれば、同じくGMOインターネットグループが提供しており、移行手続きが簡単なConoha WINGの方が手間もかからないのでおすすめです。
CONTENTS
ヘテムル(heteml)とロリポップ!(lolipop)のプラン比較
レンタルサーバー(プラン) | 月額料金 | 容量 | 転送量 | ドメイン |
ヘテムル(ベーシック) | 880円〜 | 200GB | 160GB | 無制限 |
ヘテムル(プラス) | 1,760円〜 | 300GB | 200GB | 無制限 |
ロリポップ(スタンダード) | 550円〜 | 150GB | 200GB | 100 |
ロリポップ(ハイスピード) | 550円〜 | 250GB | 600GB | 無制限 |
ロリポップ(エンタープライズ) | 2,200円〜 | 1,000GB | 800BG | 無制限 |
ヘテムルとロリポップ!の主なプランと機能の違いは上記の表の通りですが、どのプランにも電話サポートがついています。
ロリポップのエコノミープランの場合、ワードプレスの簡単インストール機能がついていなかったりしますが、スタンダードプラン以上であれば、その心配はいりません。
単純に安さだけを考えた場合、ロリポップの場合は6ヶ月以上の契約で月額660円 → 月額550円と料金が安くなります。そのため、ロリポップのスタンダードプランを6ヶ月以上で契約するのがおすすめです。
一方、ヘテムルの場合は、3・6・12・24・36ヶ月それぞれで料金が異なりますので、長期で利用すればするほどお得になります。単純にコスパを考えるのであれば、ロリポップ!のスタンダードプランを長期契約するのが一番お得です。
ヘテムルの料金プランはこちら:https://heteml.jp/service/charge/
ロリポップの料金プランはこちら:https://lolipop.jp/pricing/
ロリポップ(lolipop)サーバーの特徴と利用がおすすめな方
【公式サイト】https://lolipop.jp/
ロリポップは、初心者におすすめのレンタルサーバーです。
特にこれから初めてワードプレスをインストールして、サイト運営を始めようとしている方には、ロリポップのスタンダードプランを6ヶ月以上で契約するのがコスパが良いのでおすすめです。
ロリポップであれば、管理画面からワードプレスを簡単インストールでき、無料で簡単にSSL化対応(サイトURLのhttps化対応)も可能ですので、とにかく初心者でも迷うことなくサイト運営が始められます。
また、GMOペパボ株式会社は、ムームードメインというドメイン業者も運営していますので、ムームードメインでドメインを取得して、ロリポップのレンタルサーバーを使うと、よりスムーズな連携も可能です。
筆者も個人的な趣味のサイトはロリポップ!のスタンダードプランを契約して運営しています。初期費用3,300円込みで年間8,250円のコストでサイト運営ができますので、コスパはかなり良いと言えるでしょう。
ロリポップ(lolipop)サーバーのメリット
【公式サイト】https://lolipop.jp/
続いて、ロリポップ!は初心者向けという以外にも以下のメリットがあります。
1. 200万サイト以上で利用されておりネット上に情報も多い
ロリポップ!は200万サイト以上で利用されているため、とにかく利用者が多いです。
そのため、ネット上にも情報が多く掲載されています。実際のところ、何かわからないことがあればググればすぐ解決することがほとんどでしょう。
2. 6ヶ月以上で契約すればスタンダードプランのコスパが抜群
ロリポップ!であれば、6ヶ月以上の契約で全てのプランの料金がさらに安くなります。
ワードプレスの簡単インストール機能がついており、無料でSSL化対応(https化対応)も可能ですので、コスパは抜群です。https化対応とは、サイトのURLをhttpからhttpsに変更する作業のことです。
Googleが「http」で始まるサイトは危ないサイトとして、ユーザーに表示しないようになったため、ほぼ全てのサイトでhttps化対応が必要になりました。例えば、さくらのレンタルサーバーの場合は、別途SSL化対応のためにお金を払う必要があり、筆者もこの点が非常に嫌でした。
https化の手続きは初心者には難しいですし、色々と調べて対応しないといけません。一方で、ロリポップであれば瞬殺で設定が終わりますので、この点も手間もかからないのでおすすめです。
3. サポート対応が充実している
最後に、ロリポップ!は初心者の方のために、チャットやメールで24時間対応してくれます。そのため、初心者が不安な点や気になる点をすぐに解消することが可能です。
サポートが充実しているレンタルサーバーを利用したい方にも、ロリポップはおすすめです。
ロリポップ(lolipop)サーバーのデメリット
一方で、ロリポップ!を利用するデメリットも存在します。
1. バックアップは自己責任となる
まず、ロリポップ!の場合は、バックアップを自分自身で実施する必要があります。
バックアップをしておかずにデータが消えてしまった場合や、何かトラブルがあってデータが削除された時にも対応してもらえませんので、その点は注意が必要です。
2. サーバーが不安定になることもある
続いて、ロリポップ!は価格が総じて安いということもあり、サーバーが不安定になることがあるとの口コミがあります。
筆者はスタンダードプランで別のサイトを運営していて特段困ったことはありませんが、何かの拍子にアクセスが集中した時などに、サイトに訪問してくれたユーザーにサイトを表示できなくなったりする可能性はあります。
そのため、とにかくサーバーの安定性を重視したい方は、ロリポップ!を利用するとしても、転送量が無制限のエンタープライズプランを利用されるのが無難でしょう。
ヘテムル(heteml)サーバーの特徴と利用がおすすめな方
【公式サイト】https://heteml.jp/
ヘテムルは、初期費用2,200円、月額880円から提供してくれるコスパの良いレンタルサーバーです。
ベーシックプランでも容量は200GBあり、無料独自SSLや自動バックアップ機能、WordPressの表示が速くなる独自のモジュール版PHPなども提供しています。
また、マルチドメインが無制限のため複数サイト運営に強く、無料電話サポートもついています。運用実績10年のノウハウがあるため、法人利用も多い点が特徴です。
そのため、サイト運営の初心者というよりは、すでに何個かワードプレスでサイト運営をしたことがあり、初心者向けのロリポップなどよりも、コスパの良いレンタルサーバーを求めている人向けのサーバーです。
ヘテムルは複数サイトを運用する人や、ビジネス用として利用したい人にはおすすめです。
ヘテムル(heteml)レンタルサーバーのメリット
続いて、ヘテムルサーバーのメリットです。
容量が大きく転送量の上限も高い割にコスパが良い
ヘテムルのメリットは、容量が大きく転送量の上限も高い割に、コスパが良い点です。
例えば、エックスサーバーのX10プランの場合、同じく容量は200GBなものの、36ヶ月契約でも月額990円です。ヘテムルであれば36ヶ月契約で月額880円となりますので、コスパは良いと言えるでしょう。
無料お試し期間が15日間もある(電話サポートもある)
また、ヘテムルは無料お試し期間が15日間もあります。
ロリポップ、エックスサーバー、mixhostなどの人気のレンタルサーバーでも、無料お試し期間は10日間ですので、ヘテムルの無料期間は長いです。また、電話サポートもあり、平日の10時から18時まで受け付けています。
マルチドメインが無制限のため複数サイト運用に向いている
さらに、マルチドメインが無制限のため、複数のサイト運用の際にも問題なく使える点もメリットです。
データベースもベーシックで70個、プラスで100個まで稼働しますので、複数サイト運用にも問題なく利用できるでしょう。また、複数サイトの合計PVがある程度高くなっても、安定した稼働が期待できます。
ヘテムル(heteml)レンタルサーバーのデメリット
一方で、ヘテムルには以下のようなデメリットもあります。
プランのアップグレードができない
まず、最初に申し込んだプランのアップグレードができません。例えばアクセス数が増加して、サイトの規模がかなり大きくなった場合でも、ベーシックからプラスへの変更ができません。
もちろんサーバーの移行は可能ですが、手間もかかる作業ですので、できれば避けたいです。そのため、最初から大規模サイトを運営しようと考えている方は、プラスプランを利用された方が良いでしょう。
ロリポップのエンタープライズプランほど高速性はない
また、ヘテムルは転送量上限が比較的高いものの、転送量が無制限であるロリポップのエンタープライズプラン(月額2,200円〜)と比べてしまうと、機能面では見劣りします。
もちろん表示速度は十分早くはなっていますが、サイト表示の速度に特化したレンタルサーバーと比べてしまうと、見劣りするといった程度です。
転送量が無制限でコスパが良いレンタルサーバーを求める方は、ロリポップのエンタープライズプランがを6ヶ月以上で契約するのが正直最強です。
ヘテムル(heteml)とロリポップ(lolipop)の比較まとめ!おすすめの人は?
以上になりますが、結論としては、ヘテムルはすでに他のレンタルサーバーを使ったことがある人におすすめです。複数のサイトを運用したい人や、法人利用にもおすすめできるレンタルサーバーです。
【公式サイト】https://heteml.jp/
一方で、ロリポップは基本的にサイト運営の初心者に向いています。
また、安くてコスパの良いレンタルサーバーを求めている方には適しています。ロリポップのスタンダードプランはコスパ抜群ですし、転送量無制限のサーバーを求めている方にはエンタープライズプランがコスパの面では最強です。
【公式サイト】https://lolipop.jp/